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2005年05月14日 定植の嵐  [このページの担当:ケンタ]
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5月に入り山の緑もいよいよ濃くなってきました。
麦畑の麦もグングン成長し、6月の麦秋を目前に穂をいっせいに吹きました。
畑ではアスパラガスがニョキニョキ伸びだしていますし、
タマネギは雨が多いため豊作予想です。

ただ、ここ数年感じることですが、天候がだんだんおかしくなりはじめています。
世の中では今、「温暖化、温暖化」と騒いでいます。
本当に気温が高くなっています。しかし、単純に気温が高くなるだけではないのです。
ここの1週間ほど5月だというのに気温が低い日が続いていて、
昨日も気温が6度まで下がりました。
そして早く定植したキュウリなどは葉っぱが少しやられてしまいました。
こんな事は今までに美登さんも経験がないそうです。

まあそうはいっても食べ物を自給しているから何とかなってしまうのがお百姓さん。
合い言葉は「小利大安」(利益が小さくても、大きな安心)です。

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アスパラ 人参
タマネギ サニーレタス
キャベツ ジャガイモ




■定植の嵐
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セロリの鉢上げ ピーマンの苗  キャベツの苗
枝豆の苗の定植 定植された枝豆 トマト


上の写真はそれぞれ野菜は違います。
一番右上はキャベツの苗ですが、ただ水をやっているのではありません。
 最近はじめた方法ですが、野菜の苗の定植前に液体肥料をジョウロでかけてやってから定植しています。
 液肥をかけたあとは水で洗ってやります。
 通称「弁当定植」。肥料の弁当を持たせてやって定植するのです。

・右下は枝豆。
 品種は「ビアフレンド」と「快豆黒頭巾(かいとうくろずきん):黒豆の枝豆」(ともにタキイ種苗)。
 枝豆のイメージといえば普通「夏に、ビールと枝豆!」だと思いますが、
 じつは有機農業で夏に枝豆を作るのは困難です。
 本来の枝豆は、大豆を7月にまいて11月に収穫する(当地において)
 までの間、10月ごろに副産物として得られる物なのです。
 枝豆を夏に間に合うよう作るためには写真のように寒冷紗をかけないと、
 カメムシにやられます。

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 ・もうひとつ、カボチャとキュウリについて。
 カボチャとキュウリなどウリ科の野菜はナス科にくらべると
 遅霜に弱いため、5月上旬に定植する場合はビニールトンネルをかけます。
 また、このビニールトンネルは、ウリ科の大敵「ウリハムシ」
 (葉っぱを食い荒らす)から幼少期の苗を守る意味もあります。



ガラス温室やビニールハウスの中はナス、トマト、ピーマンをはじめこれから夏、秋に向けての野菜の苗であふれかえっています。
当然、作業も苗の定植です。
苗の定植後、収穫が始まるまでの一番の問題は雑草問題。
雑草対策は、苗を定植したあとに雑草を抜くよりも、
定植する時に対策をとってしまうのが一番です。

小松菜、ほうれん草などは作付けする量が膨大で、かつ
周期も短いので、特に対策はとりませんが、
サトイモなどで特に有効な対策を紹介します。

ビニールマルチをしてしまえば、それはそれで一番良いのですが、
ビニールは劣化した場合ゴミになってしまいます。

霜里農場でおこなっている畑での対策は・・

・サトイモ、ヤマイモ、ショウガなど
 畑に直接種芋を植えず、ポットで30センチ程まで育苗。
 その後、紙マルチに定植します。

 紙マルチは再生紙から作られている土に還るマルチです。
 少し割高ですが定植、種蒔きの時に張ると、
 ちょうど作物が雑草に負けないぐらいまでに育った頃に
 だんだん分解され始めます。やっかいな片付けの必要もありません。
 近所の有機農業家の河村さんが教えてくれました。
 紙マルチの製造元:三洋製紙
 紙マルチの販売元:カミ商事



・アスパラガス、ニラ、ワケギなど
 早春、芽が出てくる前に10センチほど堆肥(もしくは枝ゴミチップ)で
 マルチング。これで雑草が出てくるのをいくらか抑えられます。
 ただし未熟堆肥の場合害虫の発生の恐れがあります。



・ナス、トマト、ピーマン、キュウリなどの果菜類、サツマイモなど
 代表的ですがもっとも効果的。稲ワラ(麦ワラ)マルチ。
 通路や根元に一面ワラをしきつめます。



・ゴボウなど
 先述の紙マルチを張り、その穴に種蒔き。
 草取りの回数をかなり減らせます。





■ソロ・ちーちゃん、出発
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4月29日に結婚式を挙げた二人は5月12日の早朝、
フィリピン・ネグロス島に向けて出発しました。
本当におめでとう。がんばれ!



本当は田んぼの準備も紹介したかったのですが、
長くなってしまったのでここまで。



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