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春01 春、雑草を抑える工夫




おばあちゃん
おばあちゃんは草取りが大得意。

  ■除草剤が普及したけれど
 除草は昔から農家にとってはたいへんな重労働でした。
戦後、除草剤が日本にも導入されると、またたく間に普及していきました。
健康に害があるだろう、と使わずに守ろうとする人たちは少数派で、たいへんな苦労をしながら、終わりなき草との戦いをしてきたのです。
除草剤を使わずに丈夫な作物をつくることも、有機農業のもうひとつの課題といえます。

  ■雑草をおさえる方法
 最近は有機農業でさまざまな除草のテクニックがあり、以前ほど苦労せず除草することができるようになりました。
主なものとしては、
 畑を二度耕す
 すきこむ堆肥はよく発酵したものを使う
 ハウスに水を入れ水田状態にする
 雑草に負けないように種ではなく苗から植える
 水田にアイガモを放す

などがあります。

  ■雑草は敵ではない
 こうして、除草に展望が見えてくると、雑草の効用にも目が向けられ、雑草は排除するばかりの存在ではないこともわかってきます。
雑草はよく観察すると、土を肥やし、そこにいついている微生物がすみよい環境を作っていることがわかります。
乾燥している畑では少々草があったほうが、土の深くから水分や養分を表層に運んでくれ、作物が元気になることもあります。
また、取った草は家畜の餌や堆肥用に活用できます。

 雑草と共存しつつ、余分な雑草はおさえていくことで、除草剤を使わずとも十分やっていける・・、このがろの有機農業者は自信をもってきているのではないでしょうか。



〜植え付け前に動物たちに食べてもらう〜
動物による燃料のいらない「自動草刈り機」

 雑草は家畜の大事な餌になります。
甘いものから酸っぱいものまでいろいろな味があり、多種類の自然の雑草は家畜の健康状態にもよく、牧草一種類より喜ぶし、草もとってもらえるしで一石二鳥。
これを私たちは「自動草刈り機」と呼んでいて、特に植え付けラッシュの春先には大活躍してもらっています。


  ■自動草刈り機A ウシ
ウシウシ
牛はたくさん食べる。そこらに繋いで放しておけば、草を一面食べてしまう。とくに、雄牛の「オーガ」はよく食べる。ただし、よ〜く繋いでおかないと.. ↓野菜を食べられてしまいます。
ウシ



  ■自動草刈り機B うさぎ
うさぎ
コンテナなどで覆っておけば中の草をすぐに食べるので、これを移動させてゆく。逃げてしまうとなかなかつかまらないのでしっかり石でおさえる。



  ■自動草刈り機C にわとり
にわとりにわとり
囲いで囲ってにわとりを五羽ばかり放せば、にわとりは喜んで草を食べる。
二〜三時間もすれば全部食べつくしてくれる。
ただし、逃げると..↓
にわとり



  ■自動草刈り機D アイガモ
アイガモアイガモ
アイガモは、畑よりも田んぼの草をとってもらう。
田植えのあと田んぼに二週間後にカモのヒナを放し(10aあたり20〜30匹)、草や害虫を食べてもらい、さらには糞が肥料になる。
秋には肉となって群馬県太田の「ぐんらく」という会社にソーセージに加工してもらっている。
従来の技術が[草・・除草剤] [害虫・・農薬] [肥料・・化学肥料] というのとは違い、ひとつですべてに応用できる。

ところで、畑にはにわとりと同じように出すがぜんぜん草を食べてくれない。




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