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堆肥 <たいひ>
堆肥
有機農業で基本中の基本となるのが土作り=堆肥作り。
そう、堆肥をたっぷり入れた土づくりこそが、有機農業の生命線。
たっぷりできた堆肥は有機農業者の宝物なのだ。


■堆肥作り
冬の仕事・堆肥作り立ち上る湯気
堆肥作りは、主に冬の仕事。自然由来の有機物(落ち葉、雑草、生ごみ、牛糞、鶏糞などなど)は、ほとんどは積み込めば堆肥として活用出来ます。

我が家では写真のように2メートルx2メートルで枠をつくり、
中に材料を1.5メートルほど積んでいきます。

材料としては、
A 炭素の多い材料(おがくず・もみがら・落ち葉・わら・植木くずなど)
B 窒素の多い材料(家畜の糞・青草・おから・米ぬか・生ゴミや野菜クズなど)
A(10〜20):B(1)という比率で交互に積んでいきます。
1.私の所では約1.5メートルまで積み上げますが、50センチ積み上げるごとに足で軽く踏み固め、底の土からしみ出るくらいの水(家畜の尿・液肥などもよい)をかけます。

2.積み上げてしばらくすると、微生物の働きで発酵がはじまり、熱が出始め、発酵熱は70〜80度にも達します。この熱で病原菌や害虫・その卵・雑草の種は死滅してしまいます。有機物の分解も進み、有機成分の吸収もされやすくなります。冬の朝などは湯気がもうもうと上がります。表面に白いカビ状のものが出ていれば、発酵はうまくいっています。

3.その後、十日〜二週間後・さらに十日〜二週間後・そして十日〜二週間後の間隔で切りかえしをします。そして二週間もたつと、完熟堆肥となります。




■有機農業の第一の課題は土作り
 昔の農業は牛や馬を飼い、山から落ち葉を集め、畑やあぜの草を買って堆肥をつくり、土地を耕して土作りをしてきました。
しかし戦後の農業は、農薬や化学肥料に頼るようになり、土を工場に占領されてしまいました。
有機農業でたいせつなことは、大自然から与えられたものをむだなく使い、ほかのものに依存しないこと。そのために土づくりが第一の課題になります。
堆肥をまく様子
堆肥をまく様子。




■土作りは自然に学ぶ
 山の自然をみると、多くの生き物がバランスよく生息し、自然と良い土づくりができています。これに学んで、田畑も同じような土作りをしていくことが大切です。
そうすれば、天敵がすみよい環境にもなり、農薬も化学肥料もいらない農業を行うことができます。
このためには、自然にあるものを使って堆肥を作り、畑にたっぷり施すことです。
そうすれば、小動物や微生物が生息し、ふかふかの土ができていきます。
有機農業に転換当初、農薬や化学肥料の影響が残りますが、三年ぐらいで小動物や微生物が回復し、十年もするとよい土の畑に生まれ変わります。
かぶとむし
ゴロゴロ出て来るかぶとむし。


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